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    子供にどこまで”受け”を教えられるか?合気道精晟会新百合ヶ丘

    2016年8月27日

2016年8月27日

子供にどこまで”受け”を教えられるか?合気道精晟会新百合ヶ丘

ちょっと明日の前振りで受けについて書いておきます。

新しい入門者が合気道の経験が皆無な子供(小学生)であった場合、最初はとりあえず「回ること」を教えるわけです。でんぐり返しですね。回ることに慣れる。

子供の稽古というのは週一回で二時間です(新百合の場合)。教えられることは限られているので、何を教えたいかと言えば「受け」です。理由は単純で、技を習得するためには時間が必要だし、また身体ができていませんから、なかなか難しい技もあります。ところが「受け」はそうではなくて、身に着けてしまえば、たぶん、一生身を守ってくれます。

というのは、私はこう見えてもスキーのエリート教育を受けてまして(笑)、小学校入学~中学卒業までスクール(プロに通じるスクール。水泳のクラブとかと似ています)に通ってたんですが、まず最初にやることはスキーを履いて「転ぶこと」なんです。それも徹底的にひと月くらい転ぶことのみをやらせられます。

次にスキーを履いて走ることを教わります。ロープもリフトも使わない。滑ることをやらない。ストックを使わないで、ゲレンデの上まで走るんです。「転ぶこと」「走ること」でワンシーズンが終わります。もう何かの罰ゲームかと思うほどスパルタです。今はここまでやるかどうか分かりませんし、やる必要もないと思いますが、とにかく「転ぶこと」「走ること」をしっかり教えるというのは理に適っている(少なくとも一理ある)。

私は中学卒業してスキーを辞めたんですが(寒いから。もう雪なんて見たくもない)、それから5、6年経って大学生の時に久しぶりにスキーに行ったんですね。もう滑れないだろうな、と思いきや、滑れるし、転べるし、走れました。それから10年くらいして再びスキーに行ったんですが、やっぱり滑れるし、転べるし、走れます。この際、滑るはどうでもいいのですが、ちゃんと転べれば怪我をしません。ちなみに走ることは滑ることよりも格段に難しいです。子供の頃に身につけたものって大きい。

で、でんぐり返しに慣れたら、最初に私も教わった通り、前に両手を斜めについて右腕に沿って回ること、をやります。それに慣れたら中腰くらいから回ることを、そして立位から回ることを教えるつもりだったんですが、実際に教えてみると構想通りにはいかないもので。

どのように構想通りに行かなかったかは、明日、動画を撮ってこようと思うんですが、いずれにせよ、どのような回り方であっても、一つの目標を掲げています。それが「真っ直ぐに回る」こと。真っ直ぐに回ると綺麗なんです。経験上で言いますと、綺麗な受けがすべからく安全とは一概に言えないかもしれないが、安全な受けはすべからく綺麗である。

合気道の受け(と言っていいのか分からないですが)=横周りではなく縦回り、の良いところは、身体と地面の接点が少ないために実用的であることだと思います。コンクリートでも床でも痛めず受けが取れます。この観点で言うと、前方回転受身の真っ直ぐに回るための支えとなる腕は、やっぱり真っ直ぐ正面に伸ばした方が合理的です。

ところが、私は入門したての頃、兄弟子が拳で回ってまして、真似をしたら「グキ」っとやったんですよ。「グキ」っと(笑)。あれから10年以上、稽古をさせていただいて、今は指をついて回っています。要は、つき方は何でも良いんだと思うんです。重要なことは体重をかけないこと。手のひらだって良いし、拳だって良いし、たぶん指2本くらいでも回れると思います。やったことないけど。

ただ、これを子供にどう教えるか? 何せ私は「グキ」の経験者ですから、当然、慎重になりますし、そもそも、「腕をついて回るんだけど、腕には体重を乗せない」ことって安全に教えられるものなのだろうか? 大人で身体が丈夫な人なら、「痛い思いをして練習していれば、そのうち身体が覚える」で済むんですが(笑)子供はそうはいかない。反面、安全な受けを子供の頃に身につけてさせてあげたいのも本心。

さて、現状どうなっているのか? 明日に続きます(たぶん)。

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